日本人なら知っておきたい  「武士道とは死ぬことと見つけたり」の本当の意味とは?

こんにちは。

むすび大学ナビゲーターのこがみのりです。

本日は、石川真理子先生にお越しいただいて、「武士道で幸せ体質になる?」についてお話ししていただきます。

石川真理子先生は、
武士道婦道(ふどう)についてセミナーや執筆活動をされております。

 婦道(ふどう)って何だろう?と気になった方は、今回のテキストである、石川真理子先生著作の、「女子の武士道」または、「女子の教養」是非そちらをお読みください。

この結美大学では、主に歴史・武士道・日本人の精神についてお話をしていただきたいと思っております。

石川先生、よろしくお願いします。

よろしくお願いいたします。

-なぜ、この現代において「武士道」を伝えていこうと思われたのか、お聞きしてみたかったんですけれどもいかがでしょうか?

私は、今考えると、子供の頃からの生まれ持ったミッションだったと思うんですけれども、「世の中を良くしていきたいな」という気持ちがすごく強いです。

世の中が良くなるためには、幸せな人が増えていかないといけない。幸せに生きている人が沢山いると社会って明るくなりますよね

幸せな人は、どんな状況の中でもその状況を自分なりに受け入れて、それでも明るく生きていこう!という風に思って笑顔で生きていきていくことが出来る

そして、周りからどんなに困難だと思われるような状態であっても力強く生きていくことが出来る。

そういう人って、やっぱり周りの人も明るくしますよね。

-でも、難しいですよね。。。

そうなんです。

でもそこが本当の強さなんですよね。実は侍と言われる人たち、武士が目指したのはまさにそこなんですよね。

それはどうしてかと言うと、侍の本分と言うの「合戦」で、合戦って言ったらもう血みどろの生き地獄ですよね。

その生き地獄の中でもいつ死ぬか分からないって言う状況の中でも、心を騒がさせたら、むしろ危ないわけなんですよ。

そこで達観して、それはそれとして自分の今生きている、
この瞬間を全うしていこうって、それが武士の本分な訳なんですね。

武士道」っていうのは、

どんな状況でも、強く明るく生きていこうとする侍の目指したところを教えていく、「強く」「美しく」そして「優しく」生きるための一つの方法です。

それを教えてくれるのが「武士道」だなと。

-しかし、「武士道」という考え方自体、私たちの普通の日常生活の中で触れないというか教えてもらえないですよね?

そうなんですよね。

-もし、いま自分が戦争に行くってなった時に、果たしてそういう風に明るく楽しくいられるかって言うと、恐らく無理かなぁ…って思っちゃうんですけど、どのようにして、武士の人たちは心を保って、”幸せ体質”になっていったのでしょうか?

やはり、日々の積み重ねですよね。

小さい時からのちょっとした困難とかね、
ちょっとここは辛抱するとか。

例えば、
笑いたくても笑えない時ってありますよね?

-あります…(笑)

お腹が痛かったら笑たくないし…。

でも、武家の躾ではお腹がどんなに痛かろうが、
不機嫌であろうが、


美しい明るい表情を保っていなきゃいけなかった

それは私が子供の時に叩き込まれた教えなんですけれど。

それを通して、つくづく分かるのは、「自分を律していって心を暗い方じゃなくて明るい方に向けていこう。」という、癖みたいなものが出来てくるんですね。

武家の女の子は「女の子の訓練」と言うものがありました。

例えば冬の寒い厳寒の時期に、暖かい暖房なんか全く無しの所で書道をするとか…。

あとは、師匠から教えられる時は、正座して微動だにしちゃいけないとか…。

-でも、今の女の子って『蝶よ、花よ。』じゃないですけれども。暖かい所で可愛く守られて過ごしている…。と思うんですけど。

そうですね。

-武家に生まれた娘さんというのは、厳しい環境の中で育つことが、後の幸せに繋がるという事になるんでしょうか?

そうですね。

基本的に、武家に生まれた娘さんは、とても愛情豊かに育っているんですよ。

すごく深く愛されているから。ベタベタ可愛がるだけじゃなくて、この子が将来きちっと生きて辛い中でも生きていけるように。

武家は特権階級なので、人々に生き方の手本を示す存在でもあったので、ナヨナヨしてちゃダメなんです

基本は、愛情深いけれども、愛情深さの一環として敢えて厳しい訓練をさせる。

-例えば、石川先生から見て、武士道で育てられた女性の中で、「もう、この人は素晴らしい…!!」みたいな人っていますか?

武家の出身ではないんですけれども、
やはり、上皇后様(美智子皇后)なんかそうですよね。

美智子皇后様は一般の市民の中から初めて皇室に嫁がれて、皇后に御成り遊ばした方ですけれども、極まった立場といいいますか..。

皇后様の辛そうな顔って見たことありますか?

-1度もないですね。

我儘(わがまま)言ったことないでしょ?

-全然、想像ができない…。

想像できないですよね。

だから、「あの姿」を武家の女の子たちは目指していたし、生まれ育ちの中で国民の手本となるべく、「自分の自我」を抑えながら、いつでも希望になれるように。と。

本当にもう格好のお手本ですけれども……。

-攘夷の儀式の様子を見ていたんですけれども、私が感動したのが三種の神器を渡されて、降りていかれる時に、上皇様が先に階段降りられるんですね。

降りた後スッと振り向いて、その上皇后様にサッと手を差し伸べて、それを手に取って上皇后様が降りて、降りたのを見届けられてから、上皇様が前を向いて進む方向に進んでいかれるっていう、

その一瞬の姿がとても美しくて理想の夫婦像みたいな感じに見えて、「ああ、なりたいなー」って心底思いましたし、本当に素敵だなと思いました。

儀式を観ていた人達、何人かに聞いたんですけれども、女性の方達は、「あそこ凄い印象に残ってる」って皆さんおっしゃってて。

変にベタベタするわけでも全く無いですし、かといって、過度に何かをするわけでもないんだけど、凄い思いやりが伝わってきて、お互いのあの姿が本当に…。ガラッとイメージが変わったっていうか…。いいな、って凄く思いました!

日本人って、幸せなんですよね。

目指す「在り方」っていうのが示されているんですね。

天皇家しか無くなっちゃったんですけれども、昔はその武家に生まれたと言う事はやっぱり一割以下なので。

-え?! そんなに少ないんですか

そうなんですよ。0.7%とかそれ位なんですね。

ですから、自分達が手本になって行かなきゃいけないという確固たる意識があった訳なんですよね。

だから厳しいことにも耐えられたのかもしれないですよね。

ということは、武士道、その人達の生き方、というのがこの現代では失われてしまいつつある?

そうですね、現代でも、ちょこちょこ出るんですけれどね。皆さん全く意識できていない。

けれども、やっぱり私は武家に生まれてますし、その後ちゃんと「武士道ってなんだろう?」って研鑽してきましたので、

知らないうちに、皆さんが武士道的行動に出ているのはよく目にするんです。

わかりやすいのが、日本の国民性ですね。

武士道と言われる、人としての在り方、心の在り方が、
庶民にまで浸透していきましたから。

だから別に武家に限ったことではないんですよね。


特別武家はその中でも、きちっとした厳格な躾が行われたんですけれども、日本にいると知らないうちに受け継いでいるんですね。

例えば多くの人が「なんか元気ないけど、どうしたの?」って聞かれたら

大丈夫、大丈夫。心配しないで」って言うことあると思うんです。

これは、相手に気遣いをさせまいと言う“思いやり”ですよね。

先程言った、辛い時でも明るい笑顔でいようと努力するそこにつながっていくと思うんですけれども。

-失われてしまったと言うよりは持っているんだけれども、気づいていないということでしょうか?

そうです。

その持っている宝物に気がついていなくて、それを磨いていないから光ってきていないと言うだけなんです。

-石川先生は、幼い頃からの天命とお役目と思われた「武士道」を伝えていくというのは、それを通して「私達日本人が元々持って生まれた魂、宝物を磨いていきましょう。」と言うことを皆さんに伝えていきたいですね。

そうなんですよね。

どんなに素晴らしい宝物を持って生まれているのかと言うことに、多くの人が気がついていない。

それは実にもったいないですね。

それを、磨くことによって自分が幸せに生きていく術を身に付けていく幸福体質になっていくことが周りの人も幸せにしていくので、自分が幸せになる事が世の中の為になるんですよ。

こんなに素晴らしいことないと思いません??

 

本当ですね!!

 今回は、この辺で一旦終了させていただきまして、「石川先生の小さい頃や、ご家族はどうだったのか?」と言う辺りが気になるところでありますので、次回は、その辺も伺っていきたいと思います。

石川先生、ありがとうございました!

ありがとうございました。